2017年11月13日 キングコング西野 亮廣『革命のファンファーレ』講演会in沖縄

昨日は、とても楽しみにしていた
キングコング西野さんの講演会
『革命のファンファーレ』に参加して参りました。

ラッキーなことに私は、
主催のプラカフェさんの計らいで

最前列のVIP席で講演を聞くことができました。

キングコング西野さんと言えば

お笑い芸人であり絵本作家です。

さっそうと登場した西野さんは
ステージ中央の椅子に、
ストンと腰掛けられました。

画像でみる西野さんの
あのまんま!
目ヂカラが鋭い。

鎖骨の見える襟元が深いTシャツ。

動画や画像で見るより
大きくてカッコいい。

講演が始まると

突然、本題にはいった。

いきなり

「僕はディズニーを倒しにいく」と。

時には頭をクシャクシャにかきむしり
カーキのジャケットを脱ぎ捨て、

時には声を高々に。

時にはいきなり立ち上がり歩きだす。
そして「これに意味はありません」と、
会場を笑いで沸かす。
会場の反応を確認しながら
視線を集めるワザは
やはり、
エンターテイメントの世界に居る人が

成せるワザなのでしょうか。

前半では、
あの「えんとつ町のプペル」の
誕生秘話からはじまりました。

(混雑を避けて講演会前に購入↑)

タモリさんとの呑みの席で
「絵本を批判したのがきっかけ」
そこから始まったと。

なぜ絵本は
子どものモノだと決め付けるのか?
それは子どもを見下してるのではないか?

 

自分は裕福ではなかった、という
西野さんの幼少時代の話が続いた。

子どもの僕でも

親の経済(ふところ具合)くらいは考える。

絵本より僕は繊細なタッチの

プラモデルの絵を見ていたし。

つまり、
子どもは、大人と同じなのだ

そして大人もまた、子どもと変わりない。

だから僕の絵本には『対象年齢』がないと。

「えんとつ町のプペル」の前に

出版されていた絵本がが2つありました。

どれも僕は自信があったんです!
誰に聞いても反応が良くて
どうして売れないのかが不思議だった。

でも、3万部しか売れない。

次もまた3万部・・・。

「どうして!?」

と、立ち上がってみせる。

西野さんが出した答えは、
絵本は出すだけではダメなんだ

「売らないとダメなんだ」と。

ここで「売る」とは
人の手に届くまでの導線をつくること。

人の手に届かなければ「つくった」
とは言えない。
本を出して届けることをやめるのは

「育児放棄」ではないかと。

絵本って

5,000部とか1万部でヒットって言われる世界。

ちなみに
「えら部」の発行部数は5万部。
沖縄の人口は142万人。

5万部印刷しても

まだ「えら部」を知らない人がいる。

3万部でヒットと言われる
2つの絵本もまた、
私はその存在を知らなかった。
『えんとつ町のプペル』が目指したのは・・・

『お土産』

絵本は、水や食器や服など
生活必需品ではないから

市場が狭いから売れない。

では何故、生活必需品ではない
京都のちょうちんや
マーライオンや

ディズニーが売れるのか?

お土産屋さんは
増えているのは何故か?

世界最大のお土産ショップ、

ディズニーランドがなくならない理由は?

お土産とは、
その体験を思い出す『モノ』

その体験をつくるために
まずはプペルの絵本原画展を

無料で全国で開催してもらったという。

原画を見るという体験に紐付けて

モノ(絵本)を販売したのだ。

そして「届ける」工夫の一つとして

活用したのがクラウドファンディング。

ここからが
『革命のファンファーレ』
本のタイトルの本題、「現代のお金と広告」の話に迫ります。

クラウドファンディングでの「勝ち方」は2つ

①お金とは何かを理解すること

 お金=信用を数値化したもの

②クラウドファンディングの本質を知る
クラウドファンディング=信用をお金にかえる装置

ここで
1日を50円で売る
ホームレス芸人 小谷さんが登場。

(写真撮影禁止だったのでWEBの画像でゴメンなさい)

ホームレスになって体重が何kg増えた?

との西野さんからの問いかけに
ただ一言「25kg」と答えただけ。

ステージの上で
赤い衣装を身につけた小谷さんを指差し、

西野さんが続けました。

小谷は、
お金ではなく信用を稼いでいる。

お金持ちではなく信用持ち。
だから、

いつでもお金をつくれる状態にある。

1日50円で、庭の草むしりをして

お昼も夜もお酒もご馳走になり

1日50円でどんな仕事も一生懸命こなすから
彼が困った時には助ける人がいて当たり前。
無職の彼が結婚したいと言い出した時、
クラウドファンディングで3週間で
250万円が集まったという。

西野さんが伝えたかった
お金=信用を数値化したものを

小谷さんを例えに
わかりやすく説明いただきました。

別の角度の例えでは、

誰もが知っているあの
有名タレント(実名あり)が
クラウドファンディングで失敗した理由や
認知タレントと人気タレントの違いを
語られました。
「この時代は、確実に嘘がバレる」
FBやツイッターなどで
個人が自由に発信できるから

それは違うでしょ、とスグに共有されてしまう。

グルメ番組がそのひとつ

美味しくないものを美味しいと言わなくてはならない。
嘘は環境でつかされるから

僕はその環境に身を置くのをやめた、と。

つまり、

認知されているのと
信用されるのとは異なるということでした。

続けて『広告』の話になりました。

クラウドファンディングは

決して「お金のなる木ではない」とはじまる。

5,600万円が集まったけど
そこにはリターンとして
本をあげたり配送したりスタッフを使ったりする。
集めたお金を全部使えるわけではない。

その仕組みを解っていないバカな
コメンテーターから言われることは
「何に使ったの?」
5,600万の支援を受けても
5,700万円使ったから実際には
赤字になっていた、という。

何故、赤字でもそれをする意味があるのか?

それは、
作り手(支援者)を増やす事に意味がある。

発信者を増やすことが広告。

プペルは1万人の支援者でつくったから売れた。

支援者が宣伝してくれたから売れたのだ。

絵本の出版において

出資の話もあったけど、それは断った。

そうすると自分と出資会社の本になるからだ。

空海は、高野山を
国からの助成を受けずに

人々の手と、カンパでつくった。

そうする事で

人々に親しんでもらえる聖地となった。

これが、クラウドファンディングの走り。

つまり、

出資や助成金は集客のチャンスを失う。

ハコだけつくって集客できないのは

人は他人事だと思っているから。

簡単に言うと、
1万人でケーキ屋さんをつくると
1万人が来店するケーキ屋になるのだ。

つくり手を増やすコトこそ
現代のマーケティングである。

西野さんは力強くそう言い放ち、
だからこそ、

プペルを著作権フリーにした、と。

情報解禁はダメ。
つくり手と一緒に情報を共有し
巻き込んでいかないと
作り手と買い手が分かれてしまう。

最後に、
冒頭で話された

「僕はディズニーを倒しに行く」話を。

僕は、30代のうちに
1回でもディズニーに数字で勝つ。

『えんとつ町のプペル』の映画化が決まったから
2年後に映画の公開日を
ディズニーアニメの新作の公開日にぶつけるんだと。

この物語は続くんだ!と宣誓されました。

その「宣誓する」には深い意味がありました。

タレントの人気が落ちる理由として
(ここでまた、実名あり)

それは
お客さんが応援する理由がなくなったからだと。

タレントの未来がみえなくなると
夢がなくなるから応援も得られなくなる。

物語に続きがないと面白くない。
だから、
物語は終わってはいけないのだ。

旗を立てること、
続けることが必要。

最後の最後の
質問コーナーで

勇気を持って質問したのは
1歳と6歳のお子さんを持つ女性。

「パートをしています。
自分は何から学べばよいのか
何からはじめたらよいのかわからない」

そんな質問に西野さんは
学ぶのは「お金から」と一言。

現代は色んな職業に寿命がついた。

これからどんどん無くなる時代に
職業をひとつに絞ってはならない。だから
「何をしていいのかわからない」
それは、時代に合っている、
一つに絞れてないところがいいと。

エールを贈られました。

私は最後の、この女性の質問に
衝撃を受けました。

人はやはり、
レールがあった方が生き易い人もいる。

きっと彼女は明確な答えを
求めていたに違いない。

だとしたら、

今の私に出来ることは・・・?

私が持てる「旗」とは。

前半に西野さんは、
こんな事もおっしゃっていました。

副業だから時間がかけられる
いいものができる。

絵本で食べている人には出来ないことを
芸人の僕だからできた。

ここに、
私が持てる旗と、
私の鐘を鳴らすヒントがあると思いました。

既に
えら部の革命のファンファーレは
鳴っていたことが解りました。

そして次に、

私のファンファーレを鳴らす時が来る。

沢山の気付きと学びの機会をいただいた
プラカフェさんに、感謝いたします。


(700名以上の参加者に『お土産』)

スクール情報誌えら部10-12月号も
配布してくださいました。

プラカフェのスタッフの皆さま、
ありがとうございました!

そのプラカフェさん主催で
講演会記念パーティーが開催されます!◆11/22(水)19:30~
ダイニングバーLine
(那覇市松尾1-3-1 エスプリコートビル5f)

参加費:3,500円◆お問い合わせは→コチラ

残念ながら講演会に参加できなかった人や、
参加したけどもっと余韻に浸りたい方は、
是非、行かれてみてはいかがでしょう。

(講演会後の集合写真※提供プラカフェ)

(講演会の後、えら部ファミリーと)

これから私達は、
私達に出来る事で
革命のファンファーレを鳴らし続けます。

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2017年11月13日 キングコング西野 亮廣『革命のファンファーレ』講演会in沖縄” に対して 2 件のコメントがあります

  1. 星みゆきメンズ革命 より:

    既にえら部のファンファーレは鳴っていた。
    次は私のファンファーレを鳴らす時が来る。
    という言葉が印象的。
    講演を丁寧に書いて頂きありがとうございます。
    山内編集長とキンコンさんは何故か重なりますね。時代の寵児とでも云うべきでしょうか?
    レボリューション山内編集長!オレ!

    1. yoshiko yamauchi より:

      星みゆき様
      コメントをありがとうございます!
      そして
      いつも応援をありがとうございます。
      えら部革命はまだまだこれから。
      私も含め、常に変化し進化し続けますね☆

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